浜崎祇園山笠とは


祇園社

  佐賀県唐津市浜崎のマムシ除けで有名な諏訪神社境内にある祇園社に毎年七月の夏休みに入って最初の土日に奉納される西区、東区、浜区の三地区による山笠行事である。
 山笠は全国でも最大級の大きさを誇り、屋形や人形で豪華絢爛に飾り付けられ宵時になると燈篭に明りを灯し、夜の町に浮かび上がる。
 各地区そろいのハッピに締め込み姿の若衆が日の落ちかけた夕刻より山笠をお諏訪さんより曳き出し、唐津街道をゆっくりと曳き廻したあと、最大の見せ場である諏訪神社境内での「大回り」まで巡行は深夜にまでおよぶ。
 曳き方と山囃子方が一丸となって、宵の町をゆっくりと曳き廻す重量感、それに加え「大回り」での綱さばきのスピード感。「浜崎ん者」の血をたぎらす、浜崎祇園山笠の真髄がこの「大回り」にある。
 準備に半年もの期間を要するが、本番の二日間が終わると夜を徹して解体され、次の日には山笠は跡形もなくなる。また山笠と一緒に奉納される山囃子は笛、三味線、太鼓、鐘で奏でられ「浜崎の山囃子」として有名である。


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